内容説明
異彩の哲学者が男と女の「本音」を徹底分析!分析哲学を武器にして本当の性の自由を追求し、ついには最悪最凶のシモネタの次元に突入していく…。最も白黒つけにくいテーマに白黒つける、前代未聞のロジカル・シンキング実践編!
目次
序章 「隠れた意識」の自覚
第1章 ×♀厨の認識論―男女相互理解を問う
第2章 ×♀厨の形而上学―ネット空間特有の価値観があるのか
第3章 ×♀厨の民間心理学―至近要因を求める
第4章 ×♀厨の倫理学―内在的批判を論ずる
第5章 ×♀厨の政治哲学―外在的批判を探る
第6章 ×♀厨の平和哲学―論争の発展的解消のために
分析哲学を綿密実践するための付録
著者等紹介
三浦俊彦[ミウラトシヒコ]
1959年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、和洋女子大学教授。専門は美学、分析哲学。小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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磁石
20
対極にあると思っていた下半身事情と論理学を重ねると、こんなことが暴かれてしまった。男が女のことよりも、女が男のことをわかっていない。セックスすると付き合うと結婚は別物、女は男の二重思考を理解していない/重要なことだと認めようとしない。男女は見た目通り、中身の思考や価値観までも違っている。……非処女と結婚することのメリットとリスク、この本と同じような感情的でない議論を聞いてみたい。きっと男女間のもつれの大部分は、それで解決するはず。2016/09/26
磁石
19
陰謀論でよくある「3S政策」、スポーツ・映画・セックス漬けにして弱らせる。一見すると良いことで、わざわざ喧嘩して血みどろになる危険を侵して決着をつけず/色んな教養やら感性を必要とせずとも娯楽でき/貞操観念や社会通念などに束縛されず自由に恋愛できる。何でコレが弱らせる猛毒になるのか、わからなかった。でも、その結果出来上がった今を見てわかった。逆にソレらが封印されていく流れになっていた。なぜこうなると分かっていたのか? 偶然ではありえない。人の/大衆の心理はとっくの昔に読み解かれていたのかもしれない。2017/05/29
てぬてぬ
3
10時間くらいかかって読了。 面白かったし、論理学をほとんど知らない自分でも十分理解できた。内容は納得できたし、共感する部分も多かったが、あまりに非処女が報われていなくて、少し後味が悪い。外在的批判の章以外で非処女を擁護する意見がほとんど論破されてしまっていたので。著者が日本の将来を真剣に憂いていることはよく伝わってきた。題材として処女厨を扱ってはいるが、一般論として、物事を表面的にとらえることは危険だなあと実感させてくれるいい本。 他の著作も読んでみたい。2016/09/13
あび
1
表紙が気に入って買った本。いわゆるジャケ買い。 中身は処女厨についての話。2015/02/12
まりな
1
男性じゃないのでよくわからない気がする2014/11/10