内容説明
ゴキブリはきれい好き!ゴキブリは頭が良い!!ゴキブリは愛情豊かである!?われらが小さな隣人の意外な素顔から映画や文学に表象されたゴキブリまで、ゴキブリに関する情報を古今東西完全網羅。これ一冊で飼育も退治も思いのまま!?驚天動地、究極のゴキブリ本!
目次
第1部 ゴキブリの基礎知識(ゴキブリとは何か;彼らはどこにいる(いない)のか?
三億四〇〇〇万年の歴史
ゴキブリはどのように人間の生活に影響を与えているか)
第2部 性、食事、死(すべてはこうして始まる…;ゴキブリの移動手段;美食;蜂、猫―危険がいっぱい)
第3部 ヒトとゴキブリの出会い(人間の文化におけるゴキブリ;ペット及びコレクションとしてのゴキブリ;ゴキブリを制圧できるか)
著者等紹介
ゴードン,デヴィッド・ジョージ[ゴードン,デヴィッドジョージ] [Gordon,David George]
生物学者。ポート・タウンゼント在住。虫の調理法や北アメリカの自然についてのガイドを多数執筆。また動物園や水族館のアドバイザーとしても活躍している
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
94
大きさも色艶も本物そっくりなゴキブリが表紙のカバーにエンボス加工されています。もうそれだけで胸がゾワゾワしてしまいます。本文には絵や写真もたっぷりと掲載されていて、終始ゾワゾワしっぱなしです。基礎知識から始まって、性、食事、死、敵、人との関係などなど。これを読めばゴキブリに関しては恐いもの無しです....ゴキブリ自体を除いては。ゴキブリを絶滅させるためには核兵器を使うしかないと結びながらも、核の汚染から最初に復活してくる可能性が最も高い生物がゴキブリであるという結論に愕然として本を閉じました。2018/10/05
Kouro-hou
19
敵を倒すにはまずは敵を知ることからだ!Gに名前を付けて飼ってる著者のGいろいろ雑学集。Gは人間の瞬きより早く反応し、脚にある耳でさまざまな情報をキャッチ&多角的に瞬時に処理、体の後方にも脳的神経があって頭が潰れても出血死しなければ餓死するまで(数週間)行動できるそうな。また広島級の核放射線なら耐えられるらしい。無理、勝てないw 味はエビに似ているらしく、甲殻系アレルギーは共通するとか。挿絵が克明なのと表紙のGエンボスがリアルなので、食事中に読んだり、カバーをかけずに外で読む事はオススメしないw2015/01/25
マウンテンゴリラ
4
心情的には、親しみを感じるが、生理的にどうしても受け入れられない存在。それが私にとっての、ゴキブリの概念と言えるだろうか。その概念を払拭したいわけでも、誤解を解くためにもっと正確な知識を得たい、というわけでも無いが、タイトルを見た瞬間、何故か興味をそそられた。そして実際に読んで面白かった。私自身は子供の頃から昆虫好きで、今でも、カブトムシやクワガタムシ等は憧れの存在である。それらの昆虫と本書の主人公ゴキブリの違いは何だろうか。黒びかりするボディーや夜行性である点など、生態的には共通点も多く、→(2)2021/10/31
ごとう
2
2018年の締めくくりとなった本。人前で読むのに抵抗があった。新元号では人前でどんな本でも読める度胸を。2018/12/31
Koichi Yamashita
0
あやぁ、ゴキちゃんの生物的な基礎知識から人とゴキちゃんの文化および飼い方、コレクションまで。コレを読めばもう怖いもんなし(笑)2015/03/25