「全身○活」時代―就職・婚活・保活からみる社会論

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「全身○活」時代―就職・婚活・保活からみる社会論

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791767823
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0030

出版社内容情報

ブラック化する社会のなかであたらしい生活を「つくる」ために――。「就活」「婚活」「保活」――この三重苦はいまどのように若者の生活を苦しめているのか。ブラック企業、奨学金、「名ばかり」正社員、非正規雇用・・・・・・いま

内容説明

「就活」「婚活」「保活」―この三重苦はいまどのように若者の生活を苦しめているのか。ブラック企業、奨学金、「名ばかり」正社員、非正規雇用…いま日本が抱える問題を真正面から見つめ、その根本にある原因を掘り起こす。日本型雇用の幻想と世代間断層を斬り、これからの社会を共に考えるための徹底討議!

目次

第1章 「全身就活」から脱け出すために(「全身就活」時代がやってきた!?;「正社員ならダイジョウブ」幻想;変わる/変わらない「日本株式会社」 ほか)
第2章 「全身婚活」が終わらない!?(「普通でいい」はもう、通用しない。;「婚活株式会社」の実体は…?;家族の戦後体制と日本型雇用 ほか)
第3章 「全身保活」と「保活デモ」の時代(「保育所探し」ヘトヘト時代にもの申す!;待機児童のリアルを見つめると…;「三歳までは家で育てる」妄想 ほか)

著者等紹介

大内裕和[オオウチヒロカズ]
1967年生まれ。専門は教育社会学。松山大学人文学部助教授を経て、2011年より中京大学国際教養学部教授。2013年に発足した「奨学金問題対策全国会議」の共同代表を務める

竹信三恵子[タケノブミエコ]
1953年生まれ。ジャーナリスト・和光大学教授。1976年朝日新聞入社、経済部記者、編集委員兼論説委員などを経て、2011年より現職。2009年、「貧困ジャーナリズム大賞」受賞。近年の著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、2009、日本労働ペンクラブ賞受賞)ほか。「ブラック企業大賞」の企画委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

25
就活・婚活・保活。今の若年層は自己責任のもとで、全身〇活状態にある。そこには、公的責任でルール作りを行うのではなく、むしろ新自由主義的な政治のため民営化がすすみ、公的責任が後退する中で、自己責任が強化されている実態がある。こうした社会をどのように捉え、権利・人権を尊重する立場から変えていくことが重要なのか。対談形式で読みやすく、深く思考できる。良書だ。2020/08/30

メガネ

15
他者の問題を直視できるか、問題が自身に関係があると認識するのかというのが、根本にあると思います。階層間、世代間格差と定義する違いをうめるのは、何か。子供が直面している何かを認識するときか、デモをする人々を見たときか。保活を述べる第三章は、保活デモを描写することで、そうした違いを問題を共有する他者との団結によって解決することを提起しているのだろうか?どうも全然新しくない。2015/03/29

SNOW

4
『全身○活』というワードに惹かれて手にした本。3年後就活をしなければならない者としては正直、“聞きたくない”と思ってしまうような現実が並ぶ。それでも、竹信さんがおっしゃるように、これが今の日本なのだと、就活前に知ることが出来ただけでも、読む意味があったように思う。もう、女が家にいる時代ではない。頭では分かっていても、“専業主婦”という響きに憧れてしまったりする。現代の新しい“家族”の形。男にばかり頼ってはいられないんだ!と将来のことを考えながら読んだ1冊。2015/06/11

まゆまゆ

4
今の日本で○活と呼ばれるほど力を入れなければならなくなった原因は、バブル期前後の「世代間断層」と「階層的断層(いわゆる貧富の差)」であると論じ、現在の若者の実態を伝える対談集。就活にしても婚活にしてもそれ事態がゴールではないにもかかわらず、それで終わったかのように感じられてしまうのが違和感というか息苦しさの正体ではないか、との指摘にはなるほどと思う。女性の労働の話は興味深い。印象に残ったのは、女性の○○がかつてのクリスマスケーキが今は年越しそばになってるという記載かな(笑)2014/07/30

まいこ

3
ヨーロッパでは、労働時間の規制を設ける等労働環境に配慮し、男女の待遇差別もなくした結果、男性も育児参加し、女性も無理なく働いている。そうして出生率は回復していった。対して日本は、超男性的な働き方をする労働者と超女性的な(小遣い程度の賃金で働く)労働者に分断され、男女問わず働きづらく生きづらい。それは今は学生時代から始まっていて、全身就活とも言うべき状態が象徴的。留学もサークルもボランティアもエントリーシートの準備のような学生時代になっている。全身で臨んでダメだった時、全部が否定されたようで心折れる。2014/11/06

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