内容説明
多才な知性・表現者とともに、人類の心の古層を探り、自然との通底路をつくりだす。生まれ出ようとしている次の文明と科学の構造を予見する。
目次
1 自然の叡智(自然との関係を取り戻すために(クロード・レヴィ=ストロース)
惑星の風景(ミシェル・セール)
「近代」を乗り越えるために(ブルーノ・ラトゥール))
2 心のアルケオロジー(心と言葉、そのアルケオロジー(吉本隆明)
超人間、超言語(吉本隆明)
イニシエーションの知恵(河合隼雄)
河合隼雄は思想家である(河合隼雄)
「人類滅亡教」・骨の話・死体の話・「無」と唯一絶対神(養老孟司))
3 現代のアルス・ノーヴァ(名付ける科学と語る科学(中村桂子)
エコロジーの大転換(管啓次郎)
これからはじまる音楽のために(細野晴臣)
怪談都市、江戸。(杉浦/日向子)
柱は魂の発射台だった!(藤森照信))
著者等紹介
中沢新一[ナカザワシンイチ]
1950年山梨県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。思想家・人類学者、明治大学野生の科学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フリウリ
8
2014年発行。吉本隆明との対話で吉本が語る「老い」の問題(2006年)とか、レヴィ・ストロースとの対話(1999年)での「自然の叡智」とか、現代との言語的な「ずれ感」は否めないと感じました。今の日本(語が通じる社会)が(突き)抜けてしまったからなのでしょうか。なお中沢氏は、愛知万博(愛・地球博!?)にて、「自然の叡智」チームとして、「パビリオンをつくらない博覧会というアイデア」を出すなどの活動していたそうですが、「突然粛清された」のだそうです。それにしても、平成という時代はよかったのか悪かったのか… 62023/06/08
NагΑ Насy
6
杉浦日向子はこの本の対談で知った。対談の初出は2008年なのだけれど、杉浦日向子は2005年没なので、むかしの対談を特集号向けにリライトした再録の初出ということなのかしら。話し言葉で、ユリイカ向けにちょっと話しておくと、みたいなのは話しているようで実は後から書き足していたのかもしれない。マンガ雑誌の連載は無理だけれど小説雑誌の8ページなら、描けるとその中で彼女がいっていたのは、内容だけでなくて体調のこともあったのか。よく知らないけれど、漫画をかいていた期間はそんなに長くなかったのかなと思ったりした。2014/11/02
S.コーニック
3
死んだ言葉と生きた言葉の交流やその反転を楽しみながら自分たちの知見の幅広さと深度を見せられることに知の刺激を持って満足に変える人による対談集。巷の労働者たちが肉体を駆使して得る深くて重い知見に、あなた方の死に瀕した肉体から戯れる空論の数々は全く軽くて釣り合わない、と、(労働者側の)私は思う。2018/05/22
マーク
2
30 興味ある作者だがなんか難しい。対談だから大丈夫と考えたが甘かったかな。1/3読了 【中沢vs吉本】理解できず ●丸石道祖神 チベットのモーツァルト ●脳と心は同じか?心は脳を越えるか?ただの化学反応? ●巨人フーコーとの対談 ●ラスキン ●芸術人類学 【細野晴臣】面白い ●横尾忠則 インドへ ●弘法大師空海。風街ろまん。ブライアンイーノ 【杉浦日向子】百物語 ●妖怪、幽霊が実在するとの大前提で、対談が進んでる。凄い。カルティック ●幽霊と遭遇した時の総毛たつような感覚。おい本当に会ったのかよ! 2022/07/26
Iwata Kentaro
2
中沢新一は実に久しぶり。余裕がなかったのだ、たぶん、対談相手の多くはすでに故人である。それも本書の皮肉な価値だ。エコロジーの議論がとても勉強になった。2019/01/13




