子犬に脳を盗まれた!―不思議な共生関係の謎

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子犬に脳を盗まれた!―不思議な共生関係の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 341,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791767069
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0040

内容説明

「そもそも犬とはどこからやってきたのか?」「なぜ犬が人間にとってこんなにも近しい存在となりえたのか?」ひょんなことから犬を飼うことになってしまい、僕はその共同生活のなかで謎にぶちあたった…。長年サイエンスライターとして活躍し、ピューリッツァー賞を2度受賞した著者が過ごした、人間と犬をめぐる思索の日々。

目次

ヒトという動物が地球の支配へと踏み出したそのとき、人間の脳は縮小した!―人間を探究したいこの僕が犬なんかを飼うことになったわけ
人間のジグソーパズルには犬の入り込む場所はまったくない。あったとしても端のほうに決まっている―人間のジレンマと脳科学の発展
多くの人にとって重要なのは犬がいるということだけ。なぜ僕はそれだけでよしといえないのだろう?―犬の起源を探る:動物考古学者・オルセン博士を訪ねて
僕には脳が三つ、チャーリーには二つと十分の一くらい?―チャーリーと一緒に散歩した森での発見
こうして僕は狼にどんどんのめり込んでいった―進化と環境から考える:狼と有蹄動物の共進化の歴史
一万二千年前。それがマジックナンバーだ―人間の脳が小さくなったのと犬の出現が同時期だったのは…偶然?
チャーリーのすごさがわかってきた。彼は僕の外付け感覚器官であると同時に、自然の増幅器でもあるのだ―犬たちの不思議な能力
根っからの横着者、それが家事の概念とは無縁の樹上生活者である初期人類の本性だった―ゴミを散らかす人間、それをあさる狼
その瞬間を生きるチャーリーは、死について考えないからこそ不死になる―人間が知った死とそのワークアラウンド(回避策)
僕が自分の世界を見ているように、チャーリーも自分の世界をはっきりと鮮明に見ている。ただし、それは目と関係ない―嗅覚と感情の世界で生きる犬〔ほか〕

著者等紹介

フランクリン,ジョン[フランクリン,ジョン] [Franklin,Jon]
アメリカのサイエンスライター。解説報道部門と特集記事部門でピューリツァー賞を受賞。現在はメリーランド大学で教鞭をとる

桃井緑美子[モモイルミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

3
同じ種類の生き物でも、個体差はある。そして、その個体差によって生きやすいかどうかが変わってくる。その場の環境に適応した個体は生き残り、そうでない個体は数を減らしていく。それによって、人間にとって都合の良い個体が数を増やし、犬が人間の仲間として暮らすようになった。2013/07/17

どかん

2
非常に面白かった。著者は脳科学や考古学等のありとあらゆる知識を動員して犬、いや人間の謎に迫る。学者から見れば論理が飛躍し過ぎなのかもしれないが、そこがまた楽しい。論文のようでミステリー、ミステリーのようでエッセイ。犬の描写も可愛くて、最高でした。2013/07/10

人生ゴルディアス

2
タイトルから、単に犬の可愛さを追いかけるだけの物に見えるが、本書はもっと深い場所、本職の科学者ならば怖くていけない場所まで降りていく。一万二千年前に人類の祖先は脳の容量が2割減り、犬も同時期に1割減ったらしい。著者は大胆にも、犬は「人間が」作り出した他の家畜動物と違い、「自然の選択圧によって」人間と共生関係になったという。そのため、二つで一つと考えるべきで、互いに脳の容量は減ったかもしれないが、足すことで1.7倍賢く・強くなったのだ、と。人は犬に知恵を渡し、犬は人に感情を渡すことで。2013/06/19

NezMozz

1
そうなんだよ、犬は人間の友とか言いながら罵倒や蔑みに犬の名前がつく言葉は多いし、犬の起源はいまだにはっきりしていない。犬の本は沢山あるけど、それはいかに犬が素晴らしくさらに人がいかに素晴らしくないか述べるものが殆どで、犬とは何か犬はなぜ犬であるのか、に触れるものは本当に少ない。そこを深く潜行し考えて犬を見る著者の思考をウォークスルーのように辿る本。とても面白かった!人は犬に代わって思考を請け負い、犬はその代価として感情と嗅覚を支払った。あとキリスト教文化圏での動物への視線は本当に複雑で、そこも面白い。2015/10/21

Akiko Sasaki

1
とっても面白かったです。著者はジャーナリストであり、学者ではないので、愛犬との日々の描写はとても上手な文章で引き込まれるし、推理も大胆で具体的で楽しい。犬の考古学の研究には予算がつかないそうで研究も少ないそうです。いかにして犬が犬となり、進化して、人間と過ごしてきたのか。それは現代の犬族たちにたくさんのヒントをくれると思うので、研究が進むことを願います。2014/09/10

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