日本人は中国をどう語ってきたか

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日本人は中国をどう語ってきたか

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791766765
  • NDC分類 222.004
  • Cコード C0010

内容説明

北一輝、内藤湖南から橘樸、尾崎秀実、竹内好、溝口雄三まで、明治末から戦争の時代をへて現代にいたる代表的な中国論を精緻に検証。アジア主義、東亜協同体論、毛沢東主義、文化大革命、改革開放などさまざまな時代状況と論点を掘り下げ、きたるべき対話と理解のための試金石とする思想史的読解。

目次

北一輝は辛亥革命をどのように見たか―北一輝『支那革命外史』を読む その1
国民的自衛の本能的発奮なり―北一輝『支那革命外史』を読む その2
誰が「支那人に代って支那の為めに考える」のか―内藤湖南『支那論』を読む その1
湖南は何を予測し、予測しなかったか―内藤湖南『支那論』を読む その2
橘樸を読むとは何か―橘樸『支那社会研究』を読む その1
中国は社会革命の波間に漂うている―橘樸『支那社会研究』を読む その2
橘樸における“満州”とは何か―橘樸「満州事変と私の方向転換」を読む
“事変”転換への戦闘的知性の証言―尾崎秀実「東亜協同体」論を読む
昭和“事変=戦争”期における「東洋的社会」の構成―森谷克己「東洋的社会の理論」を読む
中国における“村落共同体”の読み出し―平野義太郎『大アジア主義の歴史的基礎』を読む
日中戦争と文学という証言―石川達三『いきてゐる兵隊』/火野葦平『麦と兵隊』を読む
憧憬すべくして憧憬された中国革命―竹内好『現代中国論』を読む
文学的な、余りに文学的な“毛沢東”―竹内好「評伝毛沢東」を読む
“文革”を終えないという錯誤の言説―加々美光行『逆説としての中国革命』を読む
現代中国の歴史的な弁証論―溝口雄三『方法としての中国』『中国の衝撃』を読む

著者等紹介

子安宣邦[コヤスノブクニ]
日本思想史。1933年川崎生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院博士課程(倫理学)修了。大阪大学名誉教授。日本思想史学会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hatohebi

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アジア主義者と呼ばれる人々には前から関心があった。なぜ彼らは中国大陸へ政治的に関与しようとしたのか。後に大陸浪人等として侵略を担ったのは事実だとしても、当初からその意図はあったのか。彼らなりに自己を正当化する論理はなかったのか。その論理構造を理解せずに否定しても同じ轍を踏むだけではないか。本書で筆者はアジア主義を「日本の変革を中国の、そしてアジア諸民族の変革と同時的に、あるいは連動的に考え、活動するものの立場」と定義しアジア主義者を「中国との本質的な関係をもった、あるいはもとうとした日本人」とする。2015/05/08

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