内容説明
現代において建築は、還元/構成という試行をその時々において徹底することでしか成立し得ない―思想と建築とを切り結ぶ可能性の地平を切り拓き、復興期新精神の土台を提供する、俊英による本格建築論集。
目次
序 構成と批評―建築に内在する他者について
第1章 建築の還元―表現されるものの方法と基準をめぐって(関係の切断;建築的還元 ほか)
第2章 建築を思考すること(建築と思想の離接について―四つの系をめぐる八つのキーワード;二〇世紀・都市・建築および諸思想について―建築をめぐる二〇世紀前半のスパイラル・セリー、断章 ほか)
第3章 様々なる建築家(傾いた柱―レム・コールハースの五つの建築をめぐって;スティーヴン・ホール―サルファティストラート・オフィス/再帰的知覚モデル ほか)
終章 粒状化する世界、塔の林立と不能、未触のクライシスまたは都市の還元―traverse from 1991 to 2011
著者等紹介
南泰裕[ミナミヤスヒロ]
1967年兵庫県生まれ。建築家。京都大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院修士課程修了、同大学院博士課程単位取得退学。現在、国士舘大学理工学部准教授。アトリエ・アンプレックス主宰。専門は建築設計、建築計画学および都市・建築理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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