内容説明
「ぼちぼちでええんや。そのほうがうまく行く」肩の力を抜くためのヒント。
目次
1 ぼくは子どものころ…(“くせに”と“だから”;海から来た ほか)
2 かなり長く生きたものの…(過去を捨てて、現在を楽しむ;暇のままで生きる ほか)
3 数学のわかり方というのには…(わからないのは易しいからだ;数学の風景 ほか)
4 え、遺言状なんか書いたら…(さしあたりの遺言状;自殺を考えたことがあるか ほか)
著者等紹介
森毅[モリツヨシ]
1928年東京生まれ、大阪育ち。昆虫少年、文学少年、歌舞伎や三味線へのたしなみなどを経て、東京大学理学部数学科卒。数学者。京都大学名誉教授。専攻は関数解析。自由な発想と鋭い論評で、評論家・エッセイストとしても活躍し、「最後の名物教授」として親しまれた。2010年逝去
池内紀[イケウチオサム]
1940年兵庫県生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yutaro sata
13
決してやることをやらない訳ではない。でもそんなに肩に力入れてたら上手くいくものも上手くいきませんよっていう森さんみたいな人がいてくれると、安心しますよね。2022/05/07
わかめ
3
ひょうひょうとした風通しの良い独特の語り口。 読んでると肩の力がす~っとぬけて、ほろほろっと気持ちがほぐれました。2013/04/03
kikyou357
3
「ぼちぼちでええんや。そのほうがうまく行く」と著者は言う。今の日本でこのようなことをいう人はなかなかいない。誰かの意見に左右されることなく自分の言葉で述べるというのは勇気がいる。2011/01/05
serene
2
これはもうタイトルそのまま。 森毅氏の置き土産。 言葉の宝箱、森毅のぎっしり詰まった宝箱のような本。 2011/08/13