数と正義のパラドクス―頭の痛い数学ミステリー

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数と正義のパラドクス―頭の痛い数学ミステリー

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  • サイズ B6判/ページ数 341,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791765898
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0041

出版社内容情報



「単純にして難解な問題を、きわめて明快に語る」
――W・パウンドストーン

「専門用語を使わず、何が大事かに焦点を集中」
――H・ヌルミ

「数学とデモクラシーの関係に照準を当てた」
――S・T・ブラムス

内容説明

多数決がいちばん公正と誰もが思う選挙や投票だが、そのシステムは実は欠陥だらけ。パズル結果のような数値の横行が、権力を支配し左右する―。この数と正義のパラドクスという難題に、数学・統計学や数学者列伝、さらに哲学・歴史・政治学から大胆・精緻に迫る。民主主義にとって数とは何なのか。

目次

反民主主義者―プラトン
書簡の名手―プリニウス
神秘主義者―ラモン・ルル
枢機卿―ニコラウス・クサヌス
士官―ジャン=シャルル・ド・ボルダ
侯爵―コンドルセ侯爵
数学者―ピエール=シモン・ド・ラプラス
オックスフォードのドン―チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン(ルイス・キャロル)
建国の父たち―ジョージ・ワシントン/トマス・ジェファーソン/アレクサンダー・ハミルトン…
アイヴィーリーグの先生たち―ウォルター・F.ウィルコックス/ジョゼフ・A.ヒル/エドワード・V.ハンティントン…
悲観主義者たち(ケネス・アロー/ジョン・フォン・ノイマン/O・モルゲンシュテルン…)
割当て論者たち(マイケル・L・バリンスキ/H・ベイトン・ヤング…)
ポストモダンの人たち(ヨハンナ・バデル/アヴラハム・オルフェ…)

著者等紹介

スピロ,ジョージ・G.[スピロ,ジョージG.][Szpiro,George G.]
数学者、ジャーナリスト。スイス連邦工科大学MA、スタンフォード大学MBA、ヘブライ大学PhD(数理経済学)。長らくスイスの新聞「ノイエ・チューリヒャー」紙に、数学エッセイを連載

寺嶋英志[テラシマヒデシ]
1941年生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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メルセ・ひすい

3
14-72赤76★5 古代民主主義「くじ」??ジョウダンデハナイ…くじ様⇒神々の選択というわけなのだ!多数決…議員割り当てプラトン様が猛反対。辛辣?貧乏人はロクナ教育を受けてないから判断力が無いんで国政から排除すべし。そして、そゆう親は子にロクナ教育しかできないから、国が教育すべし。正しいがアテナイには学校がまだまだ無かった。。民主主義にとって数とは何なのか。民主主義を支える危ういシステムとは。数と正義のパラドクスという難題に、数学・統計学や数学者列伝、さらに哲学・歴史・政治学から大胆・精緻に迫る。2011/03/19

monado

2
選挙方式に関する考察の歴史。これを読むと今更、単純多数決を使っているのが馬鹿らしくなる。 それぞれの方式について、ちゃんとしりたいなら坂井豊貴氏の本を読んだほうが格段にわかりやすい。2021/03/01

EnJoeToh

2
読んでおくべき。2011/01/24

Mark.jr

1
前書きや解説でも書かれている通り、民主的選択方法であるはずの多数決は、数学的観点から見ると不公平や不公正が必ず生じてしまうパラドックスについての本です。古代ギリシャの時代から今に至るまで、いかにして不正のない多数決方法を作るかの苦闘の歴史が書かれているわけですが、あちらが立てばこちら立たず、そもそも絶対に公平な状態とは何なのかといった哲学的疑問が首をもたげてくる程ややこしい問題になっています。しかしそれでも、タイトルにある正義を貫くために、今もこの戦いは続いているわけです。2020/07/17

Mad.Kanako

1
原題の通り、プラトンから現在に至るまでの民主主義=投票システムについて、公正さの実現に人々がいかに歴史的に苦心してきたかを学べる本。多数決にしようが、得点性にしようが、完璧な勝者を決めることはできない。議席数だって完全に公正に割り当てることはできない。この本では、最後まで「不可能さ」を説く。投票システムに限らず、「集合知」「大衆」「選択」の不完全さとどう向き合うかが民主主義体制の共同体に課された使命なんだろう。完璧な政体ではないかもしれないが、私たちはそれを選んだのだから。2011/05/07

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