内容説明
フィデル・カストロが語る、世界情勢・「核のない世界」のからくり・環境問題・WBC…革命以後も続く世界を生きる司令官の考察。
目次
責められるのは私たちのほうだ
すべては語られていた
疲れを知らぬ教育者
サンディニスタ三〇周年とサン・ホセの「提言」
防衛のための正当な大義と前進する希望
エボにノーベル賞を―オバマのノーベル賞受賞にあたって
半世紀後の世界
ブラジル大統領ルラとの最近の出会い
アメリカ合衆国の医療保険改革について
私たちの時代の狂気
ホセ・マルティの死の歴史的意義
帝国主義とドラッグ
避けられない対決
私は間違っていたい
手遅れにならないうちに真実をつかめ
ありえない幸福
戦争の起源
もう一つの悲劇
戦略的な勝利
私たちが絶対に忘れないこと(その1)
私たちが絶対に忘れないこと(その2)
私たちが絶対に忘れないこと(その3)
著者等紹介
カストロ・ルス,フィデル[カストロルス,フィデル][Castro Ruz,Fidel]
1926年生まれ。ハバナ大学法学部卒業(弁護士)。1959年1月1日チェ・ゲバラらとキューバ革命を率い、バチスタ政権を打倒。1965年よりキューバ共産党第一書記。2008年国家評議会議長及び最高司令官を辞職
越川芳明[コシカワヨシアキ]
1952年生まれ。米文学。明治大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろゆき
1
2009から2010にキューバの新聞のために書かれたコラムをまとめたもの。ダルビッシュや松坂、イチロー、岩隈を語っているのに驚く。どんだけ野球が好きなんだよ。日本人はあまり知らない中南米の政治情勢、イランをめぐっての核戦争の可能性への危機感。京都議定書からの後退への罵倒など、とにかく、すがすがしいほどの反米一本。なんでオバマがノーベル賞なんだよと糞味噌。非同盟中立第三世界のカリスマ。僕が子供のころにすでに百科事典に載っていた人物が、いまだに活発な精神活動を行っていることの驚き。2014/04/09
のぞみ
0
一貫してる。これは政治家としては最高の褒め言葉なんじゃないかな。2011/02/27