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目次
つまぐろひょうもん
普通種と珍種
カトカラと梅干し
つまきちょう
オオシモフリスズメは日本一
榎の蝶二種 ひおどし蝶、てんぐ蝶
普通に書いたらどうだ?
専門用語
虫屋百態
トモエ蛾とホソオビアシブトクチバ〔ほか〕
著者等紹介
田川研[タガワケン]
1948年広島県福山市生まれ。上智大学フランス語学科卒。塾などで英語を教えるかたわら、幼少期からつづく昆虫への探求を深めている。1983年、仲間と福山蝶類同好会を結成。1994年「びんご昆虫談話会」と改称、備後地方在住の同好者の親睦と備後地方の昆虫相の解明、昆虫研究と昆虫趣味の普及を目的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
31
「どくとるマンボウ昆虫記」や「虫とけものと家族たち」(ダレル)の系譜にある虫好き本ですが、著者のケンさんのほうがもうチョイト精神年齢が上で、虫屋と非虫屋の間に横たわる絶望的なまでの断絶をよく理解していて、それでも愚痴らずにはいられないという気持ちも何だかわかる気がします。もし入試や必修科目に「昆虫学」が入ったらという妄想には大笑い。蝶を求めての採集行やら、蛹から聞こえる微細な音のことやら、興味深いエピソードがいっぱい。蝶は蛾の仲間のほんの一部であり、そもそも区別する必要などないという趣旨のタイトルでした。2021/03/20
rinpei
2
P172「まるごとの生きものを知って驚嘆し、心を動かされ、美にうたれるのは、成長してからでは遅いのではあるまいか」とあるが、私はそうは思わない。いつだって間に合う。たとえ70の爺さんでも、80の婆さんでも、感受性だってガキには負けぬ。と言う訳で、お年寄りの皆様も今からでも虫屋になれますよ。人生100年の時代、たっぷりと時間があるのですから楽しみましょう。2017/12/28
みずのり
1
初っ端からケンさん節に呑みこまれてさくさくすすむエッセイ。あることを考えながら思考がどんどん飛んでいくのを一緒に楽しみながら読めて面白かった!特に麻婆豆腐症候群の章に共感。欲が深いから、衝動的に「○○したい!食べたい!」と思っちゃうともうそれをするまで止まらないんだ…。2016/01/31