内容説明
サブプライム金融恐慌は、どうして世界恐慌へと拡大したのか？サブプライム問題の構造と金融システムの問題点、一九二九年大恐慌との比較、現在の世界恐慌は何を意味するのか、そして、これからの世界はどこに向かうのか…。恐慌論の第一人者による金融恐慌分析の決定版。
目次
第１章 サブプライム金融恐慌とは？
第２章 世界恐慌への拡大―二階から世界へ
第３章 一〇〇年に一度の危機―一九二九年と二〇〇八年
第４章 金融恐慌の政治経済学
第５章 世界のゆくえ
おわりに 日本の経済社会の進路
著者等紹介
伊藤誠［イトウマコト］
１９３６年東京に生まれる。１９５９年東京大学経済学部卒業。１９６４年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。１９６６年東京大学経済学部助教授。１９８０年東京大学経済学部教授。１９９７年國學院大学経済学部教授。東京大学名誉教授。２００３年日本学士院会員。２００７年国士舘大学大学院グローバルアジア研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ラガードー
1
悪く言うなれば愚者の後知恵。サブプライムローン破綻から始まった世界的不況のストーリーについて、古来の経済理論でも説明ができるぞ、と説明を試みた著作。予想や展望ではなく、事実が落ち着いてから後知恵で薀蓄を語っているに過ぎない印象が強い。ただし、経済理論好きで用語にも詳しければ楽しめただろうと思う。2015/05/26
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