内容説明
栄光のオスマン帝国官僚としての矜持と西洋的「進歩」とのあいだで、イスラム国家と国民国家を両立させようとした熱きオスマン・エリートたちの物語。縮小し続ける領土において、ナショナリズムはいかに機能したのか。
目次
序章 三つの「?」
1章 進歩の先端―西洋社会の観察
2章 改革の進展
3章 批判的言論の登場
4章 オスマンの愛国主義とイスラム
5章 立憲制から青年トルコ人へ
6章 青年トルコ人とナショナリズム
終章 帝国の瓦解とトルコ共和国の成立
著者等紹介
新井政美[アライマサミ]
1953年生まれ。東京大学文学部卒業。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。トルコ近代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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