内容説明
権力配置と世界秩序を歴史・政治・経済から読み、ありうべき新世界秩序を実現する。経済システム、ポスト植民地主義と新帝国主義、フェミニズムと人権、世俗と宗教。西洋偏重を超え、批判的立脚点を新たに提唱する画期作。
目次
第1部 グローバル経済(アマルティア・セン;ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ ほか)
第2部 ポスト植民地主義と新帝国主義(パルタ・チャタジー;マフムード・マムダーニ ほか)
第3部 フェミニズムと人権(シーリーン・エバーディー;ライラ・アブー=ルゴッド ほか)
第4部 世俗主義とイスラム(タラル・アサド;ギル・アニジャール)
著者等紹介
シャイク,ネルミーン[シャイク,ネルミーン][Shaikh,Nermeen]
サスティナブル開発政策研究所(イスラマバード)と、国際環境開発研究所(ロンドン)で活動。現在、アジア・ソサエティ(ニューヨーク市)に所属
篠儀直子[シノギナオコ]
名古屋大学大学院(西洋史学)・東京大学大学院(表象文化論)を満期退学後、東京大学などで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
3
A.センはグローバリゼイションの政治状況によって、貧困者が豊かになれる可能性を信じている(26ページ)。グローバル化の肯定的な面を指摘している。否定的な面である環境破壊も否めないが、センは肯定的な面を評価している。S.レディは貧困査定をBHN概念の中に位置づけられるべきだとしている(60ページ)。基本的な人間の欲求を満たされなければ貧困軽減とは言えないからだろう。インドにはBLPカード(貧困線以下の人びとが所有)があるという(156ページ)。生活保護手帳のような発想か? WIDやGADの女性の役割も重要。2012/11/10
メルセ・ひすい
1
スティグリッツ・・米国の赤字、年間 ・・千億$・・ 第三世界も同額 米国は第三世界と同等なのか・・正解です。 今、米合衆国には膨大な富があるが、懸念せざるを得ないレヴェルに近づくいている。$からの逃避はつづく・・・ 今年はデノミか まず1ドル=60円か??2009/06/07
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