バタイユ

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  • サイズ B6判/ページ数 369,
  • 商品コード 9784791764709
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0010

出版社内容情報

画期的なバタイユ論。夜、グノーシス、非ー知、死、中世の5つの視点から読み解く。

内容説明

5つの視点から、生の深奥を見つめ続けた思想家バタイユの豊饒な生の地平を切りひらく。画期的なバタイユ論。

目次

第1章 夜(夜のなかの生)
第2章 グノーシス(異端のグノーシス論)
第3章 非‐知(「逆説的な哲学」への旅)
第4章 死(死への意識;第二の死のために)
第5章 中世(生の連続体への欲求)

著者等紹介

酒井健[サカイタケシ]
1954年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、同大学院に進学。パリ大学でバタイユ論により博士号取得。現在、法政大学文学部教授。著作に『ゴシックとは何か』(サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ルンブマ

5
バタイユの思想では、”他者たる他者”と出会うことが不可能となってしまうのではないか?バタイユは徹底的な自己否定によって脱我状態を経験させるような共同体を組織しようとした。この共同体は「死」「エロス」「笑い」などといった「脱主体」の理論を基にして、個体の外へ連れ出される「恍惚」によって神秘的な世界、聖なる世界を体感することによって達成される。個体の外に出される「脱主体」とは、もはや言説化することが不可能な状態であるため、バタイユはこの自らの思想を表明するために、文章を判読可能なぎりぎりのところまで解体した。2019/11/12

ゲニウスロキ皇子

4
とりあえず良くわからない思想家バタイユ。理解したと思っても、その理解はどこか不完全で、指の隙間から零れ落ちる砂のように、バタイユはいつも逃げてゆく。本書を読めばその理由がわかったような気がした。バタイユは理解を求めていない。理解を引き裂きその彼方へと進むなにかを求めている。それは記述することは到底不可能だし、「~できない」という否定的な表現をもってしか伝えることができない。それは生の巨大な奔流であるし、汚穢に満ちた大地である。それらは生を忘れ去った、我々近代人には並べて感得しえないものである。2010/01/03

Ryosuke Tanaka

1
周囲のバタイユ圧に負けて。よく引用されるキーワードのつながりがわかってすっきり。非-知の内容はシュルレアリスムの思想とクロスオーバーする部分/背反する部分が入り交じって興味深い。非実証的な思想とのつきあいかたがちょっとだけ見えた気もする。「中世」の後半は不明。次なる読書への起点にもなる。2012/04/23

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