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内容説明
マンガの体系内部においてイメージが優位なのは、本質的な意味の生成がイメージを通して行なわれるからである。コマ割り、コマ枠、余白、ページ構成、吹きだし―その機能とシステムとはなにか。
目次
0 序章(あたらしいマンガ記号学のために;見出すことのできない定義 ほか)
1 空間=場所のシステム(コマの存在感;空間=場所の最初のパラメータ ほか)
2 部分的関節論理―シークエンス(物語性の生まれる境界線について;複数の方向づけがなされた物語 ほか)
3 全体的関節論理―ネットワーク(コマ格子化の段階;編み組みへの最初のアプローチ ほか)
終章
著者等紹介
グルンステン,ティエリ[グルンステン,ティエリ][Groensteen,Thierry]
1957年ベルギー生まれ。フランス、アングレームにある国立バンド・デシネ・センター館長を経て出版社「ラン・ドゥー」を立ち上げる。マンガ研究誌“9e ART(第九芸術)”などを刊行。フランスでは漫画研究の第一人者として幅広く活躍している
野田謙介[ノダケンスケ]
1977年、兵庫県生まれ。翻訳者、マンガ研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
加藤たゅん
1
「体系的じゃない」とか書いてるけど、そんなことない。少なくとも日本にはこれまでこんな仕事はなかったんじゃないかな。読後に自身のマンガの読み方が180度変わってしまうようなわかりやすいカタルシス的なものは得られなかったけど、彼の言葉でマンガ表現の全てが語れてしまうかもしれないという深さを見せつけられた。あとバンド=デシネを読みたくなりました。2010/09/13
とんび
0
「線が顔になるとき」に続けてこちらも読んでみた。かなり深いことが書いてあるが、図版が少なく消化不良。ただ,驕っているうちに日本漫画は世界から遅れてきてるんじゃないかとも思った。2010/01/27
あらま
0
挫折。何しろ取り上げられている作品を全然知らないので・・・ 記号論的にそんなに難しいことを言ってるのではないような気もするのだけど、この本を楽しむだけの海外マンガの素養が2009/12/14
未読太郎
0
読まずに返す2018/01/17
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