聖母像の到来

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聖母像の到来

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  • サイズ A5判/ページ数 428,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791764419
  • NDC分類 702.099
  • Cコード C1070

内容説明

16世紀、キリスト教宣教師とともに到来した聖母マリア像を、日本の民衆はいかに受容し創作し変容させたのか。「世界美術史」の立場から聖母像への認識の変更を迫る、美術史の第一人者が書き遺した、図像研究の輝かしい達成。

目次

第1章 十六世紀における近代世界システムの形成と「世界文化市場」の成立
第2章 十六世紀におけるキリスト教美術の再編
第3章 イエズス会のアジア布教とその美術政策
第4章 聖母像の日本への到来
第5章 布教第二期―日本人による聖母像の制作
第6章 日本における聖母のタベルナクル―“聖母十五玄義図”
第7章 キリスト教銅版画の発生―天草一五九二年のデューラー
第8章 聖母像の変装
第9章 聖母像の変容―マリア観音
結語 「子を抱く女神」の世界史的展望

著者等紹介

若桑みどり[ワカクワミドリ]
美術史家。千葉大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科専攻科修了。1962‐64年、イタリア政府給費留学生としてローマ大学に留学。東京芸術大学教授、千葉大学教授、川村学園女子大学教授を歴任。専門は美術史であるが、ジェンダー文化研究所を主宰するなど多方面で活躍。2007年10月3日に逝去。主な著書に次のようなものがある。『寓意と象徴の女性像』集英社、1980、サントリー学芸賞受賞、『薔薇のイコノロジー』青土社、1984、芸術選奨文部大臣賞受賞、『クァトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国』集英社、2003、大仏次郎賞受賞/集英社文庫、2008(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

339
時は16世紀後半。ルターによる宗教改革に対して起こった、カトリックの側の対抗宗教改革。そしてイエズス会による世界戦略と日本への布教。そんな風に実に壮大なまでのスケールで論が展開してゆく。なぜイエス・キリストではなくマリアだったのかも、その過程で明らかにされる。当初の日本での圧倒的な成功と(その陰にはスペインではなく、日本にはポルトガルがやってきたこと。そしてイタリア人の司祭たちがその任にあたるなどの幸福な偶然もあった)、家康による禁教と徹底的な弾圧。その中でもマリア信仰は生き続けた。16世紀の世界と⇒2022/10/18

ネギっ子gen

46
キリスト教宣教師とともに到来した聖母マリア像を、日本の民衆はいかに受容し変容したか。美術史の第一人者が書き遺した、16、17世紀における日本のキリスト教美術を世界史の文脈に位置づける試み。ヴェネツィアさんのご紹介を受け――。<世界各地の聖母像の中には、原初の大地母神を信仰する民衆の根強い信仰心が脈々と流れていることがわかる。宗教の名は違い、その教義は異なっても、世界史を通底する民衆の願いは支配と刑罰を示す剣を持つ男性神ではなく、生命と愛による救済を約束する子どもを抱いた女神であった>。⇒2022/12/07

しゅん

14
日本におけるキリスト教受容における図像検証、の一言に纏められるテーマでも、ウォーラーステインの「世界システム論」にはじまり、キリスト教世界全体の美術再編史、イエズス会の布教政策、受胎告知の描かれ方、生月島での隠れキリシタン信仰の特質、観音のイラン起源説などなど、ありとあらゆる地域・時代へと話題が駆け巡る。学術誌向けに書かれた文章なので決して読みやすいわけではないが、日本人(であるところの私)の信仰を考えるのに重要な考察と事実整理が含まれている。若桑みどりの遺作となった、大変に充実した一冊。2020/08/21

OKKO (o▽n)v  終活中

13
修士論文執筆中は慌ただしくつまみ読みしかできなかった本書だが、ついにじっくり時間をかけて読み通しましたよ! ◆論文の担当教授「あなたはね~~(怒)、こんな詳細で良質な研究をしてくれてる先達がいるんだから、ちゃんと読みなさいよ(激怒)」……いや、そのとおりなんですがね、じっくり通読しなくてよかったかも。もし精読してたら完全にパクリ論文になってたかも。◆逆に、自分の論文も意外にきっちり手順踏んで書けてたじゃないの、と安心できたり ◆覚書「第一期:輸入、第二期:制作、第三期:変装ないしは変容」、わかりやすく同感2022/02/14

noémi

10
本書は一般の読者向けに書かれた本でなく、正真正銘の学術論文であり、執筆途中に作者が急逝したため、PCに残されていた最終稿を決定稿として上梓したもの。面白いテーマなのだが、私のような美術史の門外漢にとってはかなり厳しい内容で歯が立たない。そもそもこれを読もうと思った動機は京大博物館に展示されていた聖母十五玄義図を見たからだ。キリスト教が禁教になるまでの日本におけるカトリック美術というものは、本国カトリックのものとは違い独特のエキゾチックな風合いがあって心惹かれる。2016/01/03

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