出版社内容情報
今日のグローバリゼーションと消費社会の新たな貧困と、それがもたらした社会的帰結の諸相。現在の貧困問題にどう取り組むか。
内容説明
働くことよりも消費することに価値と意味が与えられる時代。消費すらできない人たちは、社会的な役割をもちえない自由競争の敗北者として、福祉からもコミュニティからもそして「人間の尊厳」からも排除される…いまもっとも注目をあつめる社会学の権威が、現代によって作り出された「ニュープア」の実像と、それを生みだした現代社会の実態にせまる。
目次
1 (労働の意味―労働倫理の形成;労働倫理から消費の美学へ)
2 (福祉国家の盛衰;労働倫理とニュープア;グローバル化された世界の労働と余剰)
3 (ニュープアの将来)
著者等紹介
バウマン,ジグムント[バウマン,ジグムント][Bauman,Zygmunt]
1925年ポーランド生まれ、イギリス在住。イギリスのリーズ大学とワルシャワ大学の名誉教授
伊藤茂[イトウシゲル]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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