内容説明
後漢王朝末期の爛熟腐敗、諸士群雄の決起、そして曹操の活躍を中心に三国鼎立までの道を犀利に説きあかし、新興士族社会の誕生という壮大な歴史のうねりを再現。天下平定の夢と理想、そして錯雑なる陰謀詭計の細部を活写し、背後に潜む精神の葛藤と非情な宿命を描ききる。現代「三国志」研究の重要成果。
目次
皇位継承の争い
士人のクーデター
武人の決起
関東同盟
生か死か
旧都の塵
天子の奉戴
新しい朝廷
反撃
花はだれの家に散るのか
禅譲
著者等紹介
于涛[ユイタオ]
1970年代、山東省生まれ。2001年に山東大学歴史与文化学部を卒業。歴史学博士。専攻は魏晋南北朝史。著訳書4点、論文10数篇がある。かつて『文史』『文史知識』の編集を担当。現在は中華書局歴史編集室主任
鈴木博[スズキヒロシ]
1940年生まれ。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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