出版社内容情報
『旧約聖書を美術で読む』『新約聖書を美術で読む』につづく三部作の最終巻。キリスト教理解のための挑発的講義・三位一体の完結篇。
内容説明
西洋文化の根底に連綿とつづくユダヤへの憎悪と偏見は、いかにして生み出され、増幅されてきたか。ユダヤ・キリスト教研究の第一人者が、数多の教会美術、写本挿絵、古典名画を総覧し、世界史に刻まれた敵意と暴力の表象を解き明かす。宗教史と美術史をまたいで、はじめてこの重大なテーマに挑んだ画期的講義。
目次
1 キリスト教登場以前(ヘレニズム・ローマ時代の反ユダヤ的知識人;古代アレクサンドリアのポグロム)
2 キリスト教登場以後(新約聖書と反ユダヤ主義;教会教父と反ユダヤ主義;エレクシアVSシナゴーグ;中世のユダヤ人はどう描かれたか?;キリスト教伝説の中のユダヤ人)
著者等紹介
秦剛平[ハタゴウヘイ]
1942年生まれ。多摩美術大学教授。同大学新図書館館長。ヘレニズム・ユダヤ教を中心に初期キリスト教などの研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- ナマコのからえばり 集英社文庫