表象の奈落―フィクションと思考の動体視力

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791763085
  • NDC分類 704
  • Cコード C0010

出版社内容情報

ロラン・バルトの追悼で始まり、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダをへて、再び25年後のバルトへ。

目次

1 墓の彼方の追想(倦怠する彼自身のいたわり―ロラン・バルト追悼;ジル・ドゥルーズと「恩寵」―あたかも、ギリシャ人のように ほか)
2 フーコーの世紀(フーコーと“十九世紀”―われわれにとって、なお、同時代的な;視線のテクノロジー―フーコーの「矛盾」 ほか)
3 記号と運動(「魂」の唯物論的擁護にむけて―ソシュールの記号概念をめぐって;視線、物語、断片―ボッティチェルリの『春』と『ヴィーナスの誕生』 ほか)
4 近代の散文(『ブヴァールとペキュシェ』論―固有名詞と人称について;曖昧さの均衡―セリーヌ著『北』を読む ほか)
5 フィクション、理論を超えて(エンマ・ボヴァリーとリチャード・ニクソン―『ボヴァリー夫人』とフィクション;「『赤』の誘惑」をめぐって―フィクションについてのソウルでの考察 ほか)

著者等紹介

蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年東京生まれ。60年東京大学文学部仏文学科卒業、65年パリ大学文学部人文学部から博士号を取得。東京大学教養学部教授を経て、93年から95年まで教養学部長、95年から97年まで副学長を歴任し、97年4月から2001年3月まで東京大学26代総長。主な著書に『反=日本語論』(筑摩書房、読売文学賞受賞)『監督小津安二郎』(筑摩書房、仏訳版でフランス映画批評家連盟文芸賞受賞)『凡庸な芸術家の肖像―マクシム・デュ・カン論』(青土社、芸術選奨文部大臣賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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esehara shigeo

3
蓮實重彦が、本書などで一貫して疑問を呈するのは、何らかの形式でバッサリと切れる斬鉄剣のような理論に対して、お前さんテキストというのはコンニャクのような粘り気の在るものであって、その「斬れなさ」に対峙することは苛酷さを伴う、という話を延々にしている感じはある。要は「ちゃんと読め、バカども」ということであり、さらに言えば蓮實重彦を読めば、実は「読むより書くほうが実に簡単である(!!)」とすら思えて来るから不思議である。それは、文学研究者であり映画狂ならではの挑発の仕方なんだろうなという気はしている。2019/09/28

あかふく

0
フィクションというものがどこで生れて何によって成立しているのか? それを見極めようという段階。ちゃんと読むためには「説話論的」がよくわかってないのでよくわからないといけないんですが。古いものから二千年代のものまで集めてある。バルト、フーコー、フローベール、そしてなによりフィクションについて。2012/12/16

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