出版社内容情報
ストレス、ワーカホリック、鬱、過食症、アルコール依存症、そして解離性同一性障害(DID)。過酷な現代社会を生き抜いてきた男のなかで、突然心の城壁が砕け散る・・・・・・。原因は幼児期の虐待。それぞれの人格が語り手となる構成により、原因を究明し治癒へと向かう10年間の治療過程が生々しく描かれる。
内容説明
壊れたエリート、闇と光。ストレス、ワーカホリック、鬱、過食症、アルコール依存症、そして解離性同一性障害。過酷な現代社会を生き抜いてきた男のなかで、突然に心の城壁が砕け散る…。アメリカ政府側近が綴った、11個の人格による60年にわたる物語。
目次
砕けた精神、ひとつの心?
第1部 世界に暮らす、“城”に潜む
第2部 “城”は現実、世界は夢
第3部 “丘の上の黒い城”
第4部 真実は語られた…それで?
第5部 “城”を出て、光射す“草原”へ
第6部 “城”と“草原”を越えて
エピローグ DID(解離性同一性障害)治療の理解―ロバート・B・オクスナムの症例
著者等紹介
オクスナム,ロバート・B.[オクスナム,ロバートB.][Oxnam,Robert B.]
1942年生れ。アメリカにおける対アジア(特に中国)の専門家。アジア・ソサエティ元会長、大学講師、ビジネスコンサルタント。父の死による鬱に始まり、アルコール依存症、過食症を経て、解離性同一性障害と診断される
松田和也[マツダカズヤ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bjlm
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エピソードがそれというより既に解説だった。日記も自伝よりで年を越しての流れで書いてあるため思ってたより読み終わるのに時間かかった2016/05/17
echo.
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同疾関係の書物を己に禁じてきたため、買ったはいいけれど9年も肥しになっていた。ふと読みだしたらのめりこんで一気に読み切ってしまった。でも悪影響をおよぼすようなことは何も書いていないので、結果としてはよかった。そればかりか、経過も非常に私自身に似ていると感じる。克服まで間がないかもしれない、と希望を抱いた。2015/09/22