星の航海術をもとめて―ホクレア号の33日

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  • サイズ A5判/ページ数 357,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762934
  • NDC分類 297.6
  • Cコード C0026

出版社内容情報

南洋ミクロネシアにおいて口承でのみ伝えられてきた「星の航海術」。帆走カヌー「ホクレア号」はその古代航法を再現する。

内容説明

ハワイ人のルーツを解き明かし、ハワイ社会を変えた、航海カヌー大冒険の記録。英雄ナイノア・トンプソンの人生をたどり、口承のみで伝わってきた技法を詳細に分析した類のない名著、待望の邦訳。

目次

収斂―一人の若者がプラネタリウムに現れる
はじまりの神話―星々は島の在処を指し示している
ポリネシア、水の世界―最初のハワイ人は何処から如何にしてやってきたのだろうか
1976年、タヒチ―古代の航海カヌーが復活する
ケアライカヒキ―若者は失われた祖先の航法術の再興を決意する
希望、そして烈風―最初の挑戦は失敗に終わり、一人の英雄の命が失われる
夜空の道標―新たな「星の羅針盤」が誕生する
星あかりの旅路―若者はプラネタリウムで「星の羅針盤」の試験を行う
師弟、二つのやり方―若者はミクロネシアに住む航法術の名人を訪ねる
靄の中―若者は波を読み取るわざを磨く〔ほか〕

著者等紹介

クセルク,ウィル[クセルク,ウィル][Kyselka,Will]
地質学者。ハワイ大学カリキュラム・リサーチ・アンド・デヴェロップメント・グループの教授として、ハワイ大学付属実験学校ホノルル校にて様々な教育実践に携わった

加藤晃生[カトウコウセイ]
翻訳家。1971年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(比較文明学)

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年生まれ。2000年に地球縦断プロジェクト「POLE TO POLE」に参加し、北極から南極までを人力で踏破。01年にはチョモランマに登頂し、世界7大陸最高峰登頂の最年少記録を塗り替える。04年、熱気球による太平洋横断に挑戦。現在、東京芸大大学院美術研究科博士課程にて写真・映像作品を制作している。多摩美術大学芸術人類学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

2
8-06 赤21 伝統航法に挑む船乗りの物語り 海の民ポリネシア人がは羅針盤・六分儀を持たずにハワイとタヒチを行き来していた。??? ナビゲーターであるナイノア・トンプソンの秘術は月や星、太陽の位置をベースに雲、波などで自船の位置や方位を知る感性を師範授業・曇天、無風ではギブアップなのよネ。星と対話し、大海原で道を見出す-。ハワイ人のルーツを解き明かし、ハワイ社会を変えた、航海カヌー大冒険の記録。英雄ナイノア・トンプソンの人生をたどり、口承のみで伝わってきた技法を詳細に分析する。     2010/03/03

さかな

1
★★★☆☆ 2019/05/30

マミマミマ

0
「モアナと伝説の海」でポリネシアの航海術に興味がわきました。海と空、太陽と星と月、さまざまな情報を読み取って大海原を進むホクレア号、すごい!そして古代から暦が大切にされてきた理由がわかるような気がしました。読み終わって、星の観察をしたくなるし、海を見に行って、風を感じたくなります。2017/05/14

mochi_u

0
ウェイ・ファインディングと呼ばれる人の感覚によるポリネシア伝統の航海法の本。航海カヌー「ホクレア」の1980年のタヒチへの航海記録とともに航海師ナイノアさんの学習と実践、師匠のマウさんの知識が語られています。2013/03/23

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