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講談社学術文庫
古田織部の茶道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061589322
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0170

内容説明

「茶の湯の名人」の称をもち、千利休の高弟中の随一と謳われる古田織部は、自ら千軍万馬の戦場を往来した戦国大名。その故にか豊臣家滅亡後、家康より切腹を命ぜられる悲劇をもって波瀾の生涯を閉じる。織部こそ利休に次ぐ茶の湯名人と確信する著者は、あらゆる史料を博捜してその人と芸術を描き出す。桃山文化の神髄として不朽の光を放ち続ける織部の茶道の全体像を、初めて明らかにした記念碑的労作。

目次

1 武と茶の経歴
2 利休との交誼
3 豊臣から徳川へ
4 織武と数寄大名
5 織部と数寄者
6 大坂陣と織部
7 織部の処罰とその原因
8 織部と茶道
9 織部好みと織部焼
古田織部年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

6
古田織部の生涯が詳細。何より織部の書簡の引用と訳が豊富なので大変便利。やはり幕府に切腹を命じられた点が、後世の史料で利休七哲に選ばれなかった理由の模様。交遊関係は膨大だったようで伊達政宗や織田有楽、黒田如水との書簡も残っている。写真も三点 ほどあり、黒織部富士山絵茶碗、黒織部百合絵茶碗、古伊賀水指破れ袋井が載っている。どれも歪で美しい。「利休好みの特徴…毎日ながめていても、飽きがこない…利休が静中に美を求めたのにたいして、織部が動中に美を捉えようとしたところは、やはり、武人としての本質から出発したもの」2017/06/26

thumoto

1
古田織部の足跡を丹念に追った学術的な研究書であり、残された手紙の文面を掲載するなど、読者も資料に当たることができる点が、「可能性」に触れることができて新鮮であった。発行から年数の経つ書だが、古田織部に興味をもつ方にとっては、彼の業績を知るに良い本だと思う。2011/12/15

Warabi Sinsaibasi

0
『へうげもの』関連として。大阪冬の陣の行で、まんま描かれそうなエピソードがあって、思わずニヤリ。2014/06/17

MaL

0
★★★★☆2013/07/20

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