内容説明
「源氏物語」をはじめとする王朝文学、和歌、小説に仄めく人間の歓びと嘆き。四季折々、大切に生きる日々の暮らし。失われかけた「日本語」への精緻な思い。「いとしい」ではなく「いとおしい」ということの重みと、詩心への憧憬。
目次
ささなみの
若葉と青葉の間で
夏蜜柑の花
神田駿河台
八月のはじめに
良書を得る
ラジオ体操の放送
黄色の道
釈然としない
旅立ち〔ほか〕
著者等紹介
竹西寛子[タケニシヒロコ]
1929年広島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。『管絃祭』で女流文学賞、『兵隊宿』で川端康成文学賞、『山川登美子』で毎日芸術賞、『贈答のうた』で野間文芸賞受賞。1994年日本芸術院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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