「いとおしい」という言葉

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762774
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「源氏物語」をはじめとする王朝文学、和歌、小説に仄めく人間の歓びと嘆き。四季折々、大切に生きる日々の暮らし。失われかけた「日本語」への精緻な思い。「いとしい」ではなく「いとおしい」ということの重みと、詩心への憧憬。

目次

ささなみの
若葉と青葉の間で
夏蜜柑の花
神田駿河台
八月のはじめに
良書を得る
ラジオ体操の放送
黄色の道
釈然としない
旅立ち〔ほか〕

著者等紹介

竹西寛子[タケニシヒロコ]
1929年広島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。『管絃祭』で女流文学賞、『兵隊宿』で川端康成文学賞、『山川登美子』で毎日芸術賞、『贈答のうた』で野間文芸賞受賞。1994年日本芸術院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

algon

2
和歌、言葉、生活、そして時々の政(まつりごと)の様相を織り込みながら堅固な言葉と柔らかい感性を駆使しながら表す誠実なエッセイ集だった。言葉の中に埋まりこんでいくような難解な表現も度々だが著者の表現が思考、推敲に忠実なのはわかっているので誠実さの証左として読ませてもらった。きわめて濃いエッセイがどれだけ自分に残るかかなり怪しい脳密度なのだがこの著者の世界に身を置ける充実感は得難いと思う。毎日真摯な数章に対面するゆっくりの時間だった。2017/09/15

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