人形愛の精神分析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762590
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

目次

1 眼と眼差し、あるいは視的欲望
2 声/幻聴、そして皮膚/体感
3 関節、そして性器
4 毛、そして乳房
5 尻、そしてゆび
6 身体運動
7 鼻、耳、そして口
8 口、頭、そして内臓
9 人形とはなにか

著者等紹介

藤田博史[フジタヒロシ]
1955年生まれ。信州大学医学部卒業後、東京医科歯科大学医学部附属病院で、精神科医および麻酔科医として勤務。その後、フランス・ニース大学文学部哲学科博士課程、医学部精神医学専門医課程を経て、ニース大学医学部附属パスツール病院で精神科医師を務める。現在は、東京を中心に精神分析医、麻酔科医として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむだ

1
ラカン派精神分析の考え方で人形愛•身体論について考察した一冊。人形愛という観点ではやや物足りないように思われるが、ラカン派精神分析的に人間の身体について考えるという意味では充実した内容でした。2013/02/16

urin

0
人形愛というより人形作家の無意識アレコレという感じで人形愛とは~の疑問には合わなかった ラカン派の前知識は必要2017/07/14

かがみ

0
人形を題材とした身体フェティシズム論というなかなか読み手を選ぶ一冊。著者は精神分析家兼整形外科医。目、口、鼻、耳といったパーツに対してラカン派精神分析の観点から考察が自由連想的に展開されていきます。本書中盤に出てくるドラえもんの話は大変興味深いものがあります。然るに、ドラえもんの指のない丸い手は去勢された主体の象徴だともいえます。そう考えると、就学期前後におけるドラえもんとの出会いは日本における弱い父性原理を補完する意味合いをも帯びていると言えなくも無いということです。2017/02/02

であげるべ

0
ラカン派の言うことはことごとくインチキな妄想だという妄想を反省…。この辺りの言説に親しんでいれば「なになには男根のメタファー」が口癖になってしまうのも、さもありなん。2013/12/07

宵子

0
人形の精神分析となっているが、むしろ人間のパーツ/部分の記号論にも思える。そのため、人形そのものよりも、アニメや漫画などの「二次元」の人間のフェチズムや記号論、精神分析がメインである。そのため、サブカルチャーの分析に関心がある人にはお勧めだが、人形そのものにしか関心がない人が読んでも面白くないかもしれない。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/48189
  • ご注意事項

最近チェックした商品