内容説明
量子論の再検討をとおして、現代の科学や思想にパラダイムの改変を迫り、物質・意識・言語・世界の本質へと肉薄する。流態、隠れた変数、世界管描像、ホログラフィーなどの理論を駆使し、内蔵秩序をそなえる分割不可能な全体としての世界像を提示。知の断片化を超克し、全体像の回復をめざす画期的な論考。
目次
1 断片化と全体性
2 流態のこころみ―言語と思考についての一つの実験として
3 実在と知識は過程である
4 量子論における隠れた変数理論
5 量子論は物理学における新たな秩序を示唆する―物理学史に登場してきたさまざまな新しい秩序
6 量子論は物理学における新たな秩序を示唆する―物理法則における内蔵秩序と顕前秩序
7 包み込み・披き出す宇宙および意識
著者等紹介
ボーム,デヴィド[ボーム,デヴィド][Bohm,David J.]
1917年生れ。ペンシルバニア州立大学、カリフォルニア工科大学に学ぶ。ロンドン大学理論物理学教授。量子力学の世界的権威として科学理論の最前線を担う。ホリスティックな世界観の理論的指導者として、ニューサイエンス運動を方向づける。1992年没
井上忠[イノウエタダシ]
1926年生れ。東京大学名誉教授
伊藤笏康[イトウシャッコウ]
1948年生れ。聖徳大学教授
佐野正博[サノマサヒロ]
1954年生れ。明治大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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