物のかたちをした知識―実験機器の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 376,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762064
  • NDC分類 401
  • Cコード C0040

内容説明

多くの科学者たちは自らの創造的思考を、機器や装置のかたちで表現してきた。そこには言語では表現しきれない大きな側面が隠されている。物づくりの背後にあって科学技術発展の推進力となってきた、この非言語的な知を明るみにし、科学論全般に新局面を開く創見の書。

目次

1章 機器認識論
2章 模型―物を代理する
3章 動作知識
4章 カプセル化した知識
5章 機器革命
6章 物知識
7章 物の物々しさ
8章 技術と科学の間
9章 機器による客観性
10章 贈与

著者等紹介

ベアード,デービス[ベアード,デービス][Baird,Davis]
サウスカロライナ大学哲学科教授

松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師なども務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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まめ

1
『機器も、理論と並んで、知識を担っている。機器は知の土台ではない。世界の理解に対する最大の理論的貢献と同じ階を占めているのだ。』(P.16 ) 『誤った理解に基づいて「正しく」動作する機器が作れるように、逆に実験結果が理論に合わなくても、その実験の方がおかしいのだと(たとえばアインシュタインのように)信じられるほど「正しい」理論を立てられるように、物知識も理論的知識も、理念的にはそれぞれ独自のものとも言えるが、両者が一体になって、人間の知識になるとも言える。』(訳者あとがき P.375)2014/08/22

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