内容説明
歴史と信仰の根底から、原理主義の依拠するイスラム法の無謬性を問い直し、寛容と公正にひらかれたイスラム再生への理解に導く。従来の入門書を超えた、斬新かつ有用な指針の書。在英イスラム系知識人が、世界に向けて、対話と共生の道を示す、緊急提言。
目次
1 コーランと預言者伝
2 イスラムとはなにか?
3 正統カリフ
4 拡張と帝国
5 文明と学問
6 イスラムと西欧
7 改革運動
8 現代社会が直面している諸問題
9 窮境からの脱出
著者等紹介
サルダール,ディヤーウッディーン[サルダール,ディヤーウッディーン][Sardar,Ziauddin]
パキスタン出身・英国在住の著述家、TVキャスター、文化評論家。ロンドン・シティ大学客員教授(ポストコロニアル研究)。美術批評誌「Third Text」副編集長。イラスム系知識人として積極的に発言
デービス,メリル・ウィン[デービス,メリルウィン][Davies,Merryl Wyn]
ライター、文化人類学者。BBCの宗教番組プロデューサーも務める
久保儀明[クボヨシアキ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部卒
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