水晶の夜、タカラヅカ

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791761593
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0070

内容説明

1938年晩秋、風雲急を告げるヨーロッパに降りたった、宝塚歌劇団の乙女たち。日独伊防共協定締結と満州国承認を背景に、欧州親善公演巡業に来た彼女たちを待ち受けていたものとは―国策と国際政治の狭間で翻弄される演劇人たちの群像。

目次

第1章 破天荒な海外公演
第2章 ベルリンの秦の超人的な活躍
第3章 秦豊吉と須藤五郎
第4章 小林一三の実験―外国公演の演目
第5章 イタリアの強行軍
第6章 ドイツ・冬の旅
第7章 宝塚と国策
第8章 後日談

著者等紹介

岩淵達治[イワブチタツジ]
1927年東京生まれ。ドイツ文学・演出家。1951年東京大学独文卒。1998年ミュンヘン大学名誉博士。学習院大学名誉教授。安部能成学術賞、湯浅芳子賞、日本翻訳家協会賞、ドイツ政府レッシング翻訳家賞受賞
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感想・レビュー

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qoop

0
労作。第二次大戦直前に渡欧して親善公演を行った宝塚歌劇団。本書はこの旅程を繙きながら、総監督・秦豊吉や楽長・須藤五郎の人生や、海外公演での演目の選定などから和洋折衷の伝統を持つ宝塚歌劇の来し方行く末をも論じる。西洋音楽の受容史に於ける和洋折衷の流れ、国策に取り込まれる演劇/劇団の在り方などなど、複層的な視点を反映させて、本筋と複数の脇筋を寄り合わせ、読み応えのある一書が編まれた。2014/06/11

なあちゃん

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海外公演の苦労は、いつでもあると思うが、公演先も決まっていないのに、出かけていくのは、さすが、戦争中のことだけあると、あらためて、宝塚の特殊性には、びっくりする。 3か月も海外にいたのだから。2013/11/24

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