内容説明
松竹を出て独立プロ「創造社」を設立。韓国、ベトナム戦争取材を経て、反体制運動が最高潮を迎えた一九六八年、『絞死刑』を携えカンヌ映画祭に乗り込むまで。日本が、世界が最も熱かった時代を背景に、“韓国・朝鮮”“性と犯罪”などのテーマや個々の技法を自ら詳細に語り尽くす。
目次
ある主題と方法への訣別
1 模索と発見(1963~65)
2 前夜の確信(1966~67)
3 昂揚と終焉の予感(1968)
“大島組”の人びと
主要作品スタッフ/キャスト/ストーリー
大島渚監督劇場映画作品一覧
資料・制作ノート抜粋(『ユンボギの日記』/入院中の記録/『絞死刑』)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
1
「日韓条約には、国と国の力関係から相当に不利が押し付けられたに違いない」そうした同情も、「朝鮮戦争で戦った兵士も、元日本兵の履歴があれば差別される」(差別好き{障害者や女性もだが、ことに「日本」を、関係しただけでも}な民族性)現状を撮ったドキュメント映画は、強い反発を受けた(「見たくないものは見ない、{憎い日本人の制作であるし}一方的に反発」国民性)。あまりのことにテレビの座談会で「馬鹿野郎」と言ったのを「差別発言」と問題視され謝罪を拒否した。友人を失い「良心的日本人」じつは将来に爆弾を蓄える者を歓迎俗心2014/11/18
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- 和書
- 楠芽吹は勇者である