内容説明
現在の世界を読みとくうえで、イスラムを知ることは、不可欠の前提となっている。アフリカ西岸から、中東、アジアを横切り、インドネシアの島々にまでおよぶ、信徒たちを律する精神的伝統として、イスラム教を、その起源、教義、歴史的な変遷から現状まで、客観的な立場で平明に記述。
目次
1 現代のイスラム世界
2 ムハンマドとイスラムの誕生
3 イスラムの伝播
4 コーランとハディースとシャリーア
5 イスラムの多様な宗教生活
6 イスラムの日々の儀礼
7 イスラムの生活様式
8 イスラムと現代世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あああ
2
ちと古いが、今世紀入る手前くらいまでのイスラム史とイスラム教内の思想対立を概説してくれる良い本。もっぱら歴史的背景にしか興味なかったので、6、7章は飛ばしたが、平易な文で書かれており、非常に読みやすい。また概説とはいえ、高校の世界史よりは突っ込んでいる部分も多く、世界史の参考書としても役立つだろう。2016/02/01
桐乃@黒雪姫は俺の嫁!
1
イスラム教の事がとてもよくまとめられていて初心者にもわかりやすくなっています。 イスラム教成立の歴史、近代でのキリスト教国であるヨーロッパ列強との奮闘の歴史がよくわかる本でした。 イスラムの用語(カリフ、イマーム、スーフィズムなど)の説明も詳細にされておりとてもいい本だと思いました。ただ、イスラムのことを広く知る入門書のようなものなので掘り下げていくには物足らないかもしれません。2012/12/06
あま
0
イスラム教世界の歴史や文化等、本当に初学者向けに書かれていて、語り口も読みやすかった。2014/11/15
doradorapoteti
0
勉強にはなった。
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