内容説明
地上の万物に恵みを注ぐ太陽は、神話のなかでどう描かれてきたのか。天の岩屋、太陽の樹、老翁…。太陽神のさまざまな形象・モチーフを手がかりに、日本、ギリシァ、インドなど世界各地に広がる神話的想像力の連環と根源をさぐる。
目次
第1部 神話の中の太陽(ギリシァ神話の絶世の美女ヘレネと太陽;太陽の母神たちと老神)
第2部 祭りの中の太陽(太陽の新生の祭り―羽黒山松例祭の起源と意味;天の岩屋戸神話を表わす祭り―高千穂の夜神楽と松例祭)
著者等紹介
吉田敦彦[ヨシダアツヒコ]
1934年生まれ。1959年、東京大学大学院西洋古典学専攻課程修了。フランス国立科学研究所研究員、成蹊大学文学部教授を経て、現在、学習院大学文学部教授
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