内容説明
アウシュヴィッツからの奇跡の生還者プリーモ・レーヴィ。忘却の彼方から取り出された凄惨なホロコースト体験の記憶とは―。究極の惨劇の犠牲者のみが語りうる、絶望の中の希望、生きることの意味、人間の尊厳について、そしてユダヤ人国家など、最終発言。
目次
1 人生(自伝(1980)
トリノ(1980) ほか)
2 文学(私は化学者、たまたま物も書きます(1963)
プリーモ・レーヴィは自分を「まっぷたつに割かれた」作家と感じている(1966) ほか)
3 ラーゲル(アウシュヴィッツに戻って来て(1982)
言葉、記憶、希望(1984) ほか)
4 ヘブライ主義(ユダヤ人であること)(ユダヤ問題(1961)
イタリアにおいてユダヤ人であること(1987) ほか)