東京迷宮考―種村季弘対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791759217
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0070

目次

路地の博物誌(川本三郎)
都市とスペクタクル―演劇的都市の再生に向けて(寺山修司)
変貌する都市(田村隆一)
“怪しげな家”が息づいていた頃(日影丈吉)
くぼみ町の必然性(松山巌)
東京・いまむかし(戸井田道三)
昭和三十年代、東京(川本三郎)
「東京迷路」をめぐって(鬼海弘雄;松山巌)
ラビリンスとしての古本屋(池内紀;堀切直人)
現代食物考(前田愛)
隠者という生き方(井波律子)
キッチュの建物 ペカンペカンの家(谷川晃一)

著者等紹介

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年東京池袋生まれ。東京大学独文科卒業後、編集者を経て駒沢大学講師、都立大学助教授。自由文筆業を経て、1999年まで国学院大学教授。文学・美術・映画など多岐にわたる評論で吸血鬼、悪魔、錬金術、詐欺師などを対象とする
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感想・レビュー

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ワッピー

35
「異界幻想」から遡上。種村対談は実に豊穣な魔海で、どんどん沖へ流されていく実感を味わえました。巨大な東京迷宮をいずれ劣らぬ妖怪たちと語り尽くし、知らない世界へ扉を開いてくれます。路地裏の魅力、変遷する都市、怪しげな家、すり鉢地形と怪異の関係、過去と現在、迷宮の王道・古書店、食生活、隠棲、建築論、都市機能など怪しい東京を堪能しました。どの対談もすごいけど、田村隆一「変貌する都市」もよし。いずれ「天使と怪物」にも到達する予感・・・怪談本を発見する下心で手に取りましたが、目的を忘れて読みふけりました。おススメ!2021/07/14

askmt

0
古きを懐かしみつつくだを巻いているような感じ。東京も多層的である。井波律子との対談が興味深かった。2016/03/30

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