白亜紀に夜がくる―恐竜の絶滅と現代地質学

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  • サイズ B6判/ページ数 373,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791759071
  • NDC分類 457.87
  • Cコード C1040

内容説明

白亜紀の終幕を告げた「大絶滅」は隕石衝突が原因―というのは今や定説だが、地質学者たちは当初この説をこぞって排撃した。「史上最低」の暴言まで飛び交う論争の跡を克明にたどり、科学革命=パラダイムシフトの瞬間を生々しく描き出す。

目次

1 晴天の霹靂(アルヴァレスの発見;過去は現在への鍵である ほか)
2 K‐T衝突はあったか?(裁かれる学説;反撃 ほか)
3 衝突がK‐T大量絶滅の原因か?(化石記録からの手がかり;「めそめそとか、バーンとか?」 ほか)
4 地質学の変容(すべての大絶滅は衝突が原因か?;絶滅とクレーター形成は周期的か? ほか)

著者等紹介

パウエル,ジェームズ・ローレンス[パウエル,ジェームズローレンス][Powell,James Lawrence]
オリバン大学学長を経て、現在、ロサンゼルス郡自然史博物館館長。地質学者

寺嶋英志[テラシマヒデシ]
1941年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。石油探鉱開発会社で石油地質技師として勤務。現在、日本エネルギー経済研究所客員研究員、浜松大学非常勤講師(資源論、地球科学)。興味の対象は自然科学全般、科学史、地球科学、資源論など

瀬戸口烈司[セトグチタケシ]
京都大学理学部地質学鉱物学科卒。カンザス大学、テキサス工科大学大学院終了。Ph.D(哲学博士)。現在、京都大学大学院理学研究科地球惑星学科専攻教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

24
恐竜が闊歩した白亜紀。そして絶滅。その原因は今でこそ隕石衝突という定説が広まっているが、そこに至るまでには地質学者たちの多くの論争があった。白亜紀後のK-T地層の研究。隕石衝突説とクレーターの捜索。生物大量絶滅と隕石衝突。その説を納得させるためにはそれぞれの証拠と関連性、そしてストーリーを構築する必要があった。興味深かった。2016/01/26

takao

2
ふむ2022/08/16

ひらひら

1
ちょっと話題が古いかなーと思ったけれど、学説が認められるまでの過程がおもしろかった。2009/07/24

たまきら

0
り~り~:恐竜について知ると、その突然の終末をどうしても知りたくなります。KT境界(中生代・新生代)は本当に興味深いので、ぜひ。2014/03/11

アレ

0
良本。隕石説に対する火山活動説などの反論を丁寧に潰していく。2011/09/29

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