映画はおそろしい

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  • サイズ B6判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758708
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

目次

序章 映画の授業
映画はおそろしい
おそろしい映画の正体
ビデオも歌もおそろしい
地獄の11人
地獄の5本
おそろしい欲望
ゲームだっておそろしい
地獄の読書録
地獄のダイアリー
終章 人間なんかこわくない

著者等紹介

黒沢清[クロサワキヨシ]
1955年、兵庫県生まれ。映画監督。立教大学在学中、蓮実重彦の映画表現論を受講、『SCHOOL DAYS』『しがらみ学園』などの8ミリ映画で注目を浴びる。長谷川和彦、相米慎二らの助監督を経て83年『神田川淫乱戦争』で商業映画デヴュー。85年『ドレミファ娘の血は騒ぐ』、89年『スウィートホーム』、92年『地獄の警備員』のあと、サンダンス・フィルム・インスティテュートに参加して世界の映画人と交流。テレビ、ビデオを含むジャンル作品(ホラー、アクションなど)を量産しつつ、97年『CURE』で全く新しい恐怖の世界を開拓。99年は『カリスマ』をはじめとする3本を国際映画祭に出品、ようやく世界も「クロサワはもはや明ではなく、清である」ことに気づきはじめた。最新作は東宝系全国公開の『回路』。著書に『映像のカリスマ』(フィルムアート社)のほか、『CURE』『回路』のノベライズ(いずれも徳間書店)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

western

6
これはホントに素晴らしい。「クリント・イーストウッド、世界最強の男」という文章が入っているが、それになぞらえて言えば黒沢清は「世界最強・史上最強の映画」を目指していることがよく分かる。2021/11/25

a.k.a.Jay-V

2
本書はおもしろい。自作には少ししか語らずあとは批評と日記など。原始(は、ちょっと言い過ぎか?昔)映画監督は批評家だった。批評・評論をして埋もれていた作品を紹介して公開するのが監督の仕事(大意)と町山さんが言ってた様な気がするが、ゴダールやトリュフォーがそうである様に黒沢さんのそうゆう所が垣間見れて面白い。ここで紹介された作品の一部が同名のDVDBOXで発売されており理想的な流れだと思う。本当にいい仕事してるなぁ〜。2016/11/11

crpsclr

2
2001年第1刷、2004年第4刷。黒沢清監督のエッセイ、短評、ホラー映画選、映画祭参加記などをまとめたもの。カーペンター評「『映画は要するにこの程度でよい』と明快に断言する」(109)は名言だ。観る映画を選ぶ行為をバクチに例え、トビー・フーパーに賭け続けることを勧めるエッセイの疾走感はやばい。暴力を生業としているがほかの何かに気をとられて気もそぞろになっている人物、スターのブロマイドのような笑顔という2点から、ビートたけしの演技を論じた章が面白かった。作家性を否定した終章に、監督自身の決意が表れている。2013/09/03

gold-fish

2
ゲームにも入れ込んでたんですね。 知らなかったし、面白かった。 ものによっては今ひとつ理解しにくいものや、短くてそれほど重要ではなさそうなものも少しありますが、ほとんどは楽しめました。 白眉はやっぱりサンダンスでの日記ですかね。 一喜一憂しながら本絵を書いてくれてる感じがとても楽しい。 フィルモグラフィーも丁寧に書かれてます。 持ってて損はないでしょう。2013/01/11

御所河原カメ吉

1
おもろいねこれ2021/02/08

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