内容説明
しなやかで撥刺とした感性で実践される思想・哲学とは如何なるものか。哲学の根源を演劇・ドラマに求め、硬直した知を鮮やかに活性化する哲学者が、演劇・美術から音楽まで芸術創成の現場に身をさらす。アートと哲学の稀有にして歓ばしき遭遇のレポート。
目次
グロッタの白いユダ―リュビーモフ演出『カラマーゾフの兄弟』を観て
ゲーテ『イタリア紀行』再読
アラカワ&ギンズのストラテジー
二十世紀のデミウルゴス―ル・コルビュジエ展を観て
舞台芸術の二十世紀
『プラトーノフ』考―チェーホフ処女戯曲の再発見
チェーホフ劇の原型―『プラトーノフ』の上演にあたって
チェーホフと巨人ムーロメツ伝説
『桜の園』の不思議
さまざまなチェーホフとブルック版『桜の園』〔ほか〕