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内容説明
スキャンダルを楽しむ人びとの抑圧された欲望から発し、時として世論操作技術やCMにまで応用され、国をも滅ぼすパワーを秘めた噂。その発生のメカニズム、生態から退治法まで、多面的相貌に肉薄し噂の正体を重層的に解明する―。
目次
「神の声」、神話と歴史
ファーマ、ひとつの原型
民衆の声と、風説の間隙
古典期1917年―近代精神と戦争
聖痕あるいは噂の詩学
「噂のクリニック」とその他のコントロール
噂の公式の追求
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
弟子迷人
16
(昔、昔、この本を、弟子迷人とかいうやつが、読んだらしいって、う・わ・さ!) #面白かったのは覚えていますキリッ2016/07/27
やっこ
0
噂はスキャンダルや陰謀論、都市伝説など、社会の深層にある「抑圧された欲望」や「共同幻想」を反映する文化現象 古今東西の事例から、噂の発生には共通する原型(ファーマ原型など)が存在し、これが異なる時代・文化へと連鎖的に変奏されながら伝播 噂は世論操作やマーケティング技術としても応用可能である一方、制御を誤れば国家規模の混乱や恐慌を引き起こす潜在パワーを秘めている 2025/08/10