内容説明
動物と人間の垣根をとりはらい、動物たちとの親身なつきあいを通して、彼らの意識の内側をさぐり、“動物は自意識をもっている”“生物の性は何のためのものか”“ゴキブリはなぜ嫌われるのか”などさまざまな疑問や、おかしな新発見を報告する。動物学への招待。
目次
1 動物をめぐるノート(動物の自意識;エコロジーにまつわること ほか)
2 ぼくの動物誌(昼の蝶の存在について;ネコの時間 ほか)
3 犬のことば(…にとって;ライフか生命か ほか)
4 近代科学をめぐって(ジャック・モノーの死;人間は動物プラス… ほか)
5 その後のノートから(高層ビルの林にすみつくチョウ;自然のバランスを教えるアメリカシロヒトリ ほか)