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内容説明
怪獣大出現のてんまつから、お姫さまの不思議な首飾りの謎まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
13
★★☆ものぐさドラゴン…(笑)2022/06/27
sankichineko
12
既成概念や他人からの押し付けなんて馬鹿馬鹿しい、という奔放さが楽しい。19世紀の児童文学にこんな自由があったなんて新鮮です。2019/05/19
じょうこ
7
表題作以外に計5人の作者によるビクトリア時代の童話が収録されている。見たことないぐらい美しいけれど、心の底はとってもイジワルというかつての定番なお姫様の話(「フィオリモンド姫の美しい首飾り」)が面白くて、ついつい心が奪われてしまう。おかげで、お目当ての「ものぐさドラゴン」が難しすぎて、ちっとも頭に入ってこない。少女漫画と夏目漱石ぐらいの落差かな?「名詞が動詞を支配することを思い出してから(中略)ちゃんと話しておくれよ」(ドラゴンのセリフ)。ということでグレアムの作品は他の訳でも読んでみることにした。2021/08/12
じょうこ
6
『のんきなりゅう』⇒『ものぐさドラゴン』(亀山版)と読み比べ、再度本書に戻ってきた。とても面白く読めた。景色や事情などモノやコトの描写や比喩にうっとりしたり、笑ったり。親子間やドラゴンと騎士との会話から、立ち上がる関係性や感情などが文章からびんびん入ってきて、私のココロに漫画を描いてくれるかのよう。一コマずつ動いてくれる。まさに文学作品を読むときのワクワク感。幸福な読書でした。「不戦」がテーマのグレアムさんの名作。復刊するといいな。 2021/08/15
seraphim
5
表題作がお目当て。1800年代後半のビクトリア時代に書かれた児童文学の掌編を集めたもの。グレアムだけは『たのしい川べ』で既読だったが、他の作家は恥ずかしながら知らなかった。私は『ゆり木馬の国』が優しい気持ちになれて1番好みだった。メアリー・ド=モーガン著『フィオリモンド姫の首飾り』『おもちゃのお姫さま』,ケネス・グレアム著『ものぐさドラゴン』,イーヴリン・シャープ著『魔法使いの娘の呪文』,ローレンス・ハウスマン著『ゆり木馬の国』,エディス・ネズビット著『最後のドラゴン』『国中がドラゴン』 2022/06/23