内容説明
千五百年以上前に書かれながらフロイド、ユング、アドラーの心理学を包括し、乗り越える大乗仏教の教義「唯識」の体系的理論書『摂大乗論』。顧みられることの少なかったこのテキストを初めて本格的にわかりやすく読み解き、「覚り」へと至るための理論や瞑想法を明快に提示する。
目次
序章 ブッダからアサンガへ
第1章 心の深層にあるもの―アーラヤ識とは何か
第2章 世界を見る角度―「三性」とは何か
第3章 心の変容の方法―「唯識観」とは何か
第4章 菩薩になる方法―「六波羅蜜」とは何か
第5章 菩薩の発達段階論―「十地」とは何か
第6章 菩薩の三つの学び―「戒・定・慧」の三学とは何か
第7章 究極の自由―「無住処涅槃」とは何か
第8章 究極のアイデンティティ―「三種の仏身」とは何か
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