出版社内容情報
これは人体を構成するさまざまな分子がどのような構造をしているかを三次元的立体図で示し、それがどのように機能しているかを、適確に解説したものである。必ずしも全部を通読するための本ではない。ページをどんどんめくって、とりあえず図面や名称から興味をひかれるところだけ読んでいけばいい.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 312頁、より)
内容説明
からだは巨大な化学プラント。からだの細胞や組織をつくる分子から、エネルギーを生みだし、免疫や消化、情報の伝達にかかわる分子まで、人体のしくみの謎を分子レベルで解き明かした「現代の解体新書」。コレステロールがなぜ両刃の剣となるのか、抗生物質や抗がん剤はどのように細菌やがん細胞を殺すのかなど、医学研究の最先端を平易に描く。
目次
1 分子の世界
2 分子を作る
3 体にエネルギーを与える
4 形作りと運動
5 危険と防御
6 分子と心
エピローグ 分子と医学