内容説明
自然淘汰説を主張し、ダーウィンに大きな影響をあたえた博物学者が、進化論検証のためにアマゾンへと旅立つ。珍しい動植物相、先住民の習俗・信仰、はたまた瀑布下りの冒険などを見事な筆致でつづった壮大な記録。
目次
パラ
トカンティンス川
メシアナ島とマラジョ島
グアマ川とカピン川
サンタレンとモンテアレグレ
リオ・ネグロ川のバーラとソリモンエス川
上リオ・ネグロ川
ヤビタ
ウアウペス川初遡行
リオ・ネグロ川〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
36
1800年代にロンドンからアマゾンへ探検に行った英国人の話。冒険譚的な話を期待して読んだが、事実を詳細に記そうとするあまり、物語的な盛り上がりには欠ける。働かなくても食物が豊富な様子が印象的。ラストは大量の動物・植物や標本・剥製を持ち帰るロンドンへの船が火事に。すべて失ったあとに残ったのが本作品でした(^^;)2020/10/24
読書家さん#2EIzez
1
南アメリカに調査しに100年前いって植物や昆虫、鳥動物や食べ物、一ページあたり3個くらいにわけて記述している 詳細に記録されている。はじめて読んだので新鮮だって2020/11/30
塩崎ツトム
1
ベイツの次は、ウォレスのアマゾン河探検紀行を読む。ベイツの「アマゾン河の博物学者」よりも内容が濃かったような気がする。2014/06/15