縄文の神話 (増補新版)

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縄文の神話 (増補新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791755578
  • NDC分類 164
  • Cコード C1010

内容説明

無文字時代の神話。大地神=食物神=火神の「死と再生」を追い、神話学の最新の成果と学際的方法を駆使して、縄文土器・土偶の意味をさぐり、縄文の神話世界が環太平洋文化圏の基層によこたわる「地母神信仰」につらなることをつきとめ、『古事記』以前の隠された神話を解き明かす、吉田神話学の豊饒な成果。

目次

第1部 神話と夢(夢と神話世界―ユング派心理学と神話学;古代ギリシア人と夢;ホムチワケと垂仁天皇の夢の中のサホビメ)
第2部 縄文の神話(有孔鍔付土器と月神話;エリアーデの地母説と縄文時代中虚の土偶および土器;釣手土器と火の神話;山姥と縄文土器および土偶;山姥の不気味さと縄文時代晩期末葉の容器形土偶)
第3部 三機能説と神話の構造(儀礼と神話および言語 レヴィ=ストロースの儀礼論;デュメジルの三機能説とヨーロッパの神話的世界;デュメジルの三機能説とゲルマン・ケルト神話伝説 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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冒頭、いきなりユング心理学と来たことに意表を突かれたが、学生時代の専攻のお陰で繋がりを予想出来た為、読み進めることが出来た。次章が古代ギリシアで思わず目次に戻り、自分の勘違いではなく日本の縄文であることを確認してしまったが。 しかし、そうして縄文を切り開いていくのが面白い。古事記等を深く切り出したかと思えば、また国際比較のような視点が加わり、とても冷静で多角的なところが良い。2017/05/05

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