内容説明
なぜディズニーやマクドナルドは各国で受けるのか。なぜ世界中でコカ・コーラは飲まれるのか。―目的をもたぬ文化が画一的に浸透していく「グローバリゼーション」。そこから、われわれは、どんな未来図を画けるのだろう。
目次
１ 文化帝国主義とは何か
２ メディア帝国主義
３ 文化帝国主義と国家の言説
４ 資本主義の文化
５ 近代性、発展、そして文化の運命
結論 帝国主義からグローバリゼーションへ
感想・レビュー
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岸野令子
2
訳者あとがきにあるように《過去における文化帝国主義研究を批判的に概観した、いわば教科書的な解説書であるが、同時に地球の未来に対する警告の書でもある。》これは1993年発行だから、もう20年近く前。現代はグローバリゼーションが進みすぎて誰が誰を文化的に侵略し、収奪しているのか見極めにくい時代になっている。私自身が加害者であり被害者でもある行為者だという認識を持って文化に関わって行きたい。2012/04/01
