内容説明
リュミエールの世紀を終えたいま、映画はエジソンに回帰する。大勢で見るスクリーンから、一人ひとりで見るビデオへ。時代の産物として上映された映画が、時代を超えた「映画」として甦る。映画ファンの達人が、古今東西の映画にランダム・アクセス。アナーキーな視点で語りおこす、もうひとつの映画史。
目次
第1章 映画とは女と銃だ―D・W・グリフィス
第2章 映画に貴賤なし―アンリ・ラングロワ
第3章 映画の驚異の最たるものはクローズアップだ―ジャン・ルノワール
第4章 映画に未来はない―リュミエール
第5章 映画を批評することの愚劣さ、無意味さを、あなたは知っているのか?―ジョナス・メカス