内容説明
物理学はどこへ行く。ミクロの素粒子からマクロの宇宙まで、すべての物理現象を統一的に説明しうる理論は存在するのか。物理学の現状と、それがかかえる問題を、あざやかに描きだした、話題の書。
目次
序章 数の誘惑
第1部 ミクロの世界(ケルヴィン卿の宣言;常識を超えて;最後の矛盾;植物学)
第2部 マクロの世界(拡大する宇宙;壮大なアイデア;暗い秘密)
第3部 全体としての世界(スーパースターたちの行進;新しい熱的死)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
15
20年以上ぶりにサッと再読。この本の影響もあって当時物理学科への進学も考えた(結局は行かなかったが)。数式は使われていないが、物理学全般の知識がないと楽しめない。主にミクロの素粒子物理とマクロの宇宙論の両極から、物理学の原理的な限界と検証可能性による限界を少し哲学的に考察している。この分野の最新の動向には疎いこともあって今読んでも古さは感じない。なかなか名著だと思う。2019/03/14
K.iz
2
物理科の学生だった頃に読んで、初めて自分が学んでいる学問の本質を教えてもらった本です。もう書店で売っていないんですね。。。
ソフトバンク
0
アメブロに書きました http://ameblo.jp/softank/entry-11615329682.html2013/09/16