内容説明
天使たちは、西欧の伝承の基層にあって、神話・宗教・文学・美術・音楽・映画・コミックなど、西欧文化のあらゆる場面に立ち現われる。本書は、美しいもの、清らかなもの、聖なるものへの人間の無限の憧憬を象徴化した天使たちの生態を、初めて精緻に体系化した〈天使の図像学〉。
目次
第1部 天使伝承の宝庫(天の階級;地獄の天使;上なる天と下なる地;異端)
第2部 絶滅の危機に瀕する種(目撃証人;輝ける者との古代の遭遇;現代の遭遇;太古の記憶;輝ける者エロヒム;天の仮説;最後の審判)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨音
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様々な天使を羅列していった解説本は何冊か読んでおり、文体や多少の解釈は違えど基本的にメインで紹介される天使はほぼ同じ、性質も大体同じというパターンが多かった。この本もそのパターンかと思いなかなか読むまでに時間が掛ってしまっていたが、まさに天使という存在を取り巻く「世界」体系を記した本だった。また、表紙からは宗教色が強そうなイメージだったが、宗教的観点からだけではなくET(Extra-Terrestrial)、精神世界からも切り口からも展開されており斬新でとても興味深かった。2021/09/09
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