合理主義―東と西のロジック

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合理主義―東と西のロジック

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791752423
  • NDC分類 115.3
  • Cコード C1010

内容説明

東洋と西洋とか、科学と宗教などとして対比される論理の違和は、思考の位相のずれによってもたらされる。「ある」を現実的に把握する多値論理こそ、実態に根づいた合理的思考ではないのか―。インド学の権威が公開講演と対話をもとに示す、新しい〈論理〉への視座。

目次

第1部 論考(合理主義の概念;合理主義の体系;経験による裏づけ;東洋における科学的思考;実践的認識における合理主義;自然科学的思惟と宗教)
第2部 講演および対話(講演;対話 今井功とともに)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
「理」には、人の意志を含むもの(道理)と客観的法則性を表すもの(理性)がある。宇宙が意志を含む「理」で作られれば宗教的とされ、客観的「理」で作られれば科学的となる。現代では後者の「理」が優勢だが、感情を排したその「理」にも、そのベースにある二値原理(真偽)に分類しづらい意志が含まれる命題がある。「私は来年のX'masには海外にいる」なる文は、今現在において真偽を問えない「不定」値を持つ。ここに著者は東西のロジックの交差点を見出し、二値論理的な宇宙観から多値論理的な理法(ダルマ)の宇宙観を取り出そうとする。2021/04/09

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